好ましくない行動、許しがたい行動への対処法:ミットセッティングとタイムアウト
ペアトレ受講体験記8

今回は、第7回ペアトレ講座の受講体験記を書いていきます。

今回の講座が、最終回になり、2か月後にフォローアップがある予定です。

第7回講座のスケジュールは、以下のとおりです。

宿題の発表

最終回も宿題の発表からです。

前回からの宿題は、『ほめる』でした。

ほめた行動、どのようにほめたか、子どもの反応を発表していきます。

めちゃ子母
めちゃ子母

今回は、窓拭きの掃除を自ら手伝ってくれたこと、ペットの犬のシャワーを手伝ってくれたことをはなまるノートに書いてほめたことを発表しました。

座学

ペアレントトレーニングは、子育ての方法を改善し、子供の行動を管理するための技術的介入であり、行動主義心理学に基づいています。

この技術的介入には、リミットセッティングとタイムアウトが含まれます。

リミットセッティングの具体的な実践方法

リミットセッティングとは、子供に対して望ましくない行動を制限することで、適切な行動を促すために、親が設定するルールや制限のことです。

これにより、子供は自分の行動に責任を持ち、社会的スキルや自制心を習得することができます。

リミットセッティングを行うためには、まずは親自身が子供に対して明確で一貫性のあるルールを設定する必要があります。

たとえば、「寝る時間になったら、タブレットは使わない」といった具体的なルールを設定します。


そして、ルールを守らなかった場合には、そのルールに対する適切なペナルティを設定することが重要です。

タイムアウトの具体的な実践方法

一般的なペナルティの方法としては、子供が好ましくない行動をした場合に、一時的に好きなことをできなくすることが挙げられます。これがタイムアウトと呼ばれるものです。

タイムアウトとは、子供が好ましくない行動をした場合に、一時的に好きなことをできなくすることで、その行動を抑制するためのペナルティの一つです。

タイムアウトは、子供が自分の行動に責任を持ち、社会的スキルを習得するために非常に重要な方法となります。

タイムアウトを行うためには、以下の手順が必要です。

子供の行動を注意深く観察する

子供の行動に注意を払い、好ましくない行動があった場合にすぐに反応することが重要です。

ルールに対する警告を与える

ルールに違反した場合には、子供に対して警告を与えます。この際、ルールに違反した理由を明確に伝え、次回同じ行動をしないように注意を喚起します。

タイムアウトを実行する

子供がルールに違反した場合には、タイムアウトを実行します。

タイムアウトの時間は、子供の年齢や行動に応じて調整する必要があります。一般的には、3~5分程度が適切とされています。

子供への説明

タイムアウトが終了した後には、子供に対して説明をします。

具体的には、どのような行動が好ましくなかったのか、なぜその行動が問題だったのか、どうすれば同じ行動をしないようになるのかを説明します。

リミットセッティングとタイムアウトは、子供の行動を改善するための非常に有効な方法です。

しかし、これらの技術的介入は、子供とのコミュニケーションが重要であることを忘れてはいけません。

また、何度も言いますが、プラスの親子関係の土台があることが前提です。悪循環に陥っているときにこの方法を使っても、悪影響しかありません。

↓プラスの親子関係についてはこちら↓

子供との良好な関係を築くためには、親が子供の意見や感情を尊重し、共感することが重要です。

また、親が自分自身の行動にも責任を持つことも重要です。

子供が好ましくない行動をする場合には、親がどのように反応するかによって、子供の行動が改善されるかどうかが決まることもあります。

親自身が冷静であり、子供に対して適切な反応をすることが大切です。

演習(行動を3つに分ける)

ここで、以前にも行った3分類を再度行いました。

めちゃ子母
めちゃ子母

私の場合、好ましくない行動、許しがたい行動については、以前と変わりませんでしたが、好ましい行動については、ペアトレ講座の受講が始まってから、意識してほめていたので、いくつかすらすらと書けました。

講師の方は、ペアトレを受講して、実践を継続していくと、当初は、許しがたい行動に書いていたものが、好ましくない行動と考えるようになったり、好ましくない行動と考えるものが減ったりすることが多いということでした。

ペアトレの実践は、子どもの行動も変わりますが、親側の意識も良い方向に変わっていくんですね!

修了式

これで、全7回のペアトレ講座は終了です。

修了式では、講師の方から、1人ずつコメントをもらい、修了証を授与されました。

めちゃ子母
めちゃ子母

この後、講師の方から参加者に、ペアトレ受講について感想を求められました。

私は、夫と共にペアトレを実践してから、めちゃ子の暴言や暴力が減ったことを話しました。

これには、もちろんめちゃ子の成長もあると思います。

個人的には、私一人だけではできないこともあるので、夫の影響が大きかったのかなぁと思っています。

参加者の方、特にADHD系のお子さんを持つ参加者の方は、ペアトレの効果を実感していました。

おもらしがなくなった、宿題を自らやるようになったなどです。

ペアトレ受講の感想等

一言で言えば、受講してよかったです。

もちろん、めちゃ子の暴言や暴力が減ったという効果の面もあります。

しかし、一番大きいのは、私(親)のめちゃ子の行動に対する考えが変わったという点です。

あー、嫌だなぁっていうめちゃ子の行動はあるのですが、それに対して、感情的に叱ったり、ため息をついたりしても全く意味がないことなんだなっていうのが身に染み付いた気がしてます。

また、夫にもペアトレ講座のレジュメを見せたり、ペアトレの本を読んで、ペアトレを独学で勉強してもらいました。

夫婦でペアトレ実践中です。

意識して実践してるってわけではなく、ペアトレの基本的な事項を抑えて、日常生活を送っているという感覚です。

子どもにいつも怒ってばかりいるなと思ってる方等、子育てに悩んでいる方は、是非ペアトレ講座を受講することをオススメします。

ペアトレ講座は、有料のものもありますが、市町村の発達関連の部署であれば、ペアトレ講座の実施は可能だと思いますので、行政機関に聞いてみるのもいいと思います。

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