今回は、第4回ペアトレ講座の受講体験記を書いていきます。
第4回ペアトレ講座のスケジュールは、以下のとおりです。
宿題の発表
今回も前回、前々回同様、宿題の発表から始まります。
まずは、子どもの行動の3分類について、好ましい行動、好ましくない行動、許しがたい行動をそれぞれ一つずつ発表します。
次に、好ましい行動をどのようにほめたか、また、その時の子どもの反応を発表しました。
私は、行動の3分類については、以下のとおり発表しました。
・好ましい行動
運動療育の際に、先生と楽しそうに思いっきりドッジボールをしていたこと
・好ましくない行動
寝る前、ダラダラと遊んでいること
・許しがたい行動
思いどおりにいかないときに、癇癪を起こしての暴言、暴力
まだまだ、良いところ探しが下手な私です(^_^;)
好ましい行動へのほめ方としては、はなまるノートというものを作って、夜、書いて、朝、机の上に置いておく方法を取りました。
めちゃ子の反応は、あまりありませんでしたが、真剣に読んでいました。
はなまるノートについてはこちらに詳しく書いています↓
環境調整について(座学)
ペアレント・トレーニングは、子どもの行動問題や発達に関する課題を解決するための有効な手法です。
しかし、より効果的に実践するためには、家庭の環境を適切に調整することが重要です。
環境調整の重要性
ペアレント・トレーニングにおける環境調整は、子どもの行動を形成する要素にアプローチする方法です。
適切な環境を整えることで、子どもが望ましい行動を促し、問題行動を減らすことができます。
また、環境調整は親自身のストレスを軽減し、トレーニングの効果を最大化するためにも重要です。
物理的な環境の整備
子どもが日常生活を送る場所において、物理的な環境の整備は重要な要素です。
まずは、安全な環境を確保しましょう。
障害物や危険な物を取り除き、子どもがけがをする可能性を最小限に抑えることが必要です。
また、子どもが利用するスペースや部屋のレイアウトも考慮しましょう。
使いやすい収納や整理整頓を心掛けることで、子どもが自立心を育みやすくなります。
ルーティンの確立
子どもはルーティンや予測可能なスケジュールによって安心感を得ることができます。
家庭内でのルーティンの確立は、子どもの行動を予測しやすくし、ストレスや衝突を減らす効果があります。
食事、就寝時間、学習時間などのルーティンを作り、一貫性を持たせることが大切です。
また、ルーティンの変更が必要な場合には、子どもに事前に伝えることで適応しやすくなります。
刺激管理
子どもが適当な刺激を受けることも重要です。
子どもが刺激の過剰や不適切な刺激にさらされると、過剰な興奮や行動問題を引き起こす可能性があります。
環境調整の一環として、刺激の管理を行いましょう。
具体的な方法としては、以下の点に注意することが挙げられます。
まず、騒々しい音や明るすぎる光を避け、静かで穏やかな環境を作ります。
また、子どもの注意力を集中させるために、集中力を高める音楽や照明を利用することも有効です。
さらに、適切な刺激を提供するために、おもちゃや教材を適切に選び、刺激の過剰や刺激の欠如を防ぐことも重要です。
コミュニケーションと関与の促進
子どもとのコミュニケーションと関与は、環境調整において欠かせません。
子どもが安心感を得て、関係を築くことができるような環境を整えることが大切です。
親は子どもとの積極的な関与を促し、コミュニケーションの機会を増やすことが必要です。子どもの興味や関心に寄り添い、一緒に遊ぶ時間や会話の時間を作りましょう。
規則とルールの設定
環境調整の一環として、規則とルールの設定も重要です。明確な規則とルールは子どもに安定感と予測可能性を与え、行動の指針となります。
規則を守ることで子どもは責任感を持ち、自己管理能力を養うことができます。
規則とルールを子どもにわかりやすく説明し、必要に応じてリマインダーやビジュアルツールを活用してサポートしましょう。
まとめ
ペアレント・トレーニングにおける環境調整は、子どもの成長と行動問題の解決に向けて重要な要素です。
物理的な環境の整備、ルーティンの確立、刺激の管理やコミュニケーションの促進、規則とルールの設定など、具体的な方法を通じて環境を調整することで、より効果的なペアレント・トレーニングを実践することができます。
環境調整は単なる空間の整備やルーティンの設定だけではなく、子どもとの関係やコミュニケーションにも関わっています。
親は子どものニーズや個性を理解し、それに合わせた環境を提供することが重要です。
子どもが成長し、望ましい行動を身につけるためには、安心で予測可能な環境が必要です。
環境調整の取り組みは一度だけではなく、継続的なプロセスです。
子どもの成長やニーズの変化に合わせて環境を調整し、最適な状態を保つことが求められます。
また、ペアレント・トレーニングにおいて環境調整を行う際には、自己ケアも忘れずに行いましょう。
親自身がリラックスし、ストレスを軽減することで、子どもに対してより良いサポートを提供することができます。
ペアレント・トレーニングにおける環境調整は、家庭内の安定性と子どもの発達に大きな影響を与えます。
適切な環境を整えることで、子どもは安心感や自己制御力を身につけ、望ましい行動を継続的に展開することができます。
環境調整の演習
演習には、以下のイラストのような散らかった部屋と子どもが描かれたプリントが配られました。
この絵を見て、子どもの適切な行動が起こりやすい環境を考えてみようというものです。
回答としては、
·おもちゃを片付ける
·壁の絵を外しておく
·タイマーをセットする
などです。
環境調整の基本は、物理的な環境を整えることですね。
講師の方からは、環境調整のコツを以下のとおり、アドバイスしていただきました。
・気になるもの、苦手なものは取り除く
・事前に予定を視覚的に示しておく
・指示やルール、するべきことを視覚的に示す
・適切な行動をはじめやすいように手がかりを目立たせる
・本人の好きなものや活動を取り入れる
宿題
最後に、次回までの宿題です。
次回までの宿題は、前回習ったスペシャルタイムの実践です。
遊びの内容、どうほめたか、ほめられた子どもの反応を書き出し、次回に発表です。
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